働く女性対象、時代性とメーキャップ意識について調査 

2013年09月18日
資生堂は、20~44 歳の仕事をもつ女性 750 人を対象に、「赤の口紅」について社会・景気に対する意識と組み合わせたインターネット調査を行いました。
<調査期間:2013 年 8 月 30 日(金)~9月2日(月)>

まず、社会・景気に対して、「明るい兆しを感じる」と回答した人(「ポジティブ層」とする)は 54%(n=401)で、「明るい兆しは感じない」と回答した人(47%)をやや上回る結果となりました。47%という数値は、マクロ経済観測における景気回復の報道を受けても、その恩恵を感じにくい女性の生活者としての慎重な視点が反映されているようです。

また、この「ポジティブ層」のなかには、「兆しとまでは言えないが、明るい方へ向かって欲しい」という期待を示す声が多く見られ、社会・景気に対して、「実感」レベル以上に「期待レベル」が高いことが確認できました。(同層の 3 分の 2 近く、また全体の 3 割以上(34%)を占めている)

また、この「ポジティブ層」が考える「社会の明るさ・好景気が与える影響(期待)」とビビッドな「赤の口紅」から受ける心理的な影響に相関関係があることがわかりました。

さらに、54%の「ポジティブ層」において、左記のように同じ髪型とメーキャップの女性に、ビビッドな「赤の口紅」をつけた場合と「落ち着いた色の口紅」をつけた場合の印象を比較しました。すると「赤の口紅」の方が、より強く女性の心理に積極的反応を生み出すことが確認されました。  

また、このなかで目立った傾向としては、「前向きさ(79%)」、「女性としての強さ(76%)」、「自信がある(71%)」のみならず、「心の広さ・余裕がある(71%)」といった心理面の作用でした。また、「変化を求める(63%)」、「自分らしさの追求(52%)」といった行動面においてもプラスにはたらいていることがわかりました。

つまり、この調査の結果と数字の兆しに見られる「赤の口紅」への傾向は、社会・景気に対して、「実感レベル」よりも、「期待レベル」の高い女性が持つ、自ら先んじて「ポジティブに動こう」とする女性の心理と、「赤の口紅」について抱いている印象が結びついて生まれた「新
しい流れ」と読み解くことができます。

また、この「ポジティブに動こう」とする心理は、ファッション全般に影響を及ぼし、「洋服に明るい色を取り込みたくなる」、「自分の色彩感覚を楽しみたい」、「ブランド選択の幅を広げたい」といった多くの回答に結び付きました。さらに、「カジュアルだけではなくエレガントさも意識したくなる」というように、働く女性の「欲求」が広がっていくことを確認しました。

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[資生堂]
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