人事システム導入検討に関するアンケート調査 

2013年07月30日
日立ソリューションズは、企業の人事システムの企画・選定・導入に携わった経験のある300人を対象に、人事システムの導入や刷新の際に重視するポイントや課題を聞く「人事システム導入検討に関するアンケート調査」を実施した。

【調査サマリー】

1. 業務ごとに別システムから構成されるマルチシステムの構築が多い傾向
 人事システムの構築において、統合システムによる構築が24%を占める一方で、マルチシステムによる構築が71%を占めています。また、マルチシステムによる人事システムの構築において、ベンダーの選定基準では、業務ごとに強みのあるベンダーをそれぞれ選定するマルチベンダーか、ベンダー1社を選定するワンベンダーで構築するかで、回答がほぼ二分される結果となりました。しかしながら、人事業務に直接携わる人事部門では、全体を把握して最適な提案ができるワンベンダーを望む傾向が見られました。

2. カスタマイズできる業務パッケージを導入する傾向
 人事システムの構築において、制度や業務に合わせてカスタマイズできる業務パッケージを導入するという回答が最も多く、約40%を占めました。また、重視するポイントとして、業務に必要な機能が実装されている点や使いやすさ、操作性などを重視する回答が60%を超えました。
またその一方で、SaaS型かスクラッチ型で導入したいという回答がそれぞれ2割未満に留まりました。これらにより、給与管理、人事情報、業務管理といった人事業務には企業の独自性が今なお多く存在していることや、多くの企業がパッケージを利用しながらも業務のやり方にシステムを合わせたいと考えていることが推察されます。

3. 従業員規模1万人以上の大企業は、システムの柔軟性やベンダーの知識、理解力を求める傾向
 従業員規模が1万人以上の大企業は、ベンダーの選定において、法制度や会社の統廃合に柔軟に対応できることや、導入実績、人事業務に対する知識、カスタマイズへの対応などをより重視する傾向にありました。大企業ほど、より複雑で高度なシステムになることから、ベンダーには、より多種多様な課題への対応力やプロジェクトマネジメント力など、総合的に高度なソリューションを求められていることが推察されます。


【調査概要】
・目的:人事システムの導入や刷新時に重視されるポイントやシステム再構築の見通しなどを把握
・調査期間:2013年 5月29日(水) ~ 2013年6月11日(火)(14日間)
・調査対象者:現在勤務先で人事部門や総務部門、情報システム部門に所属し自社の情報システムの企画、選定に携わっている(携わったことがある)またはシステムの導入に携わっている(携わったことがある)人を対象
※但し、従業員規模が300人未満の会社に勤務している人は除く(グループ会社含む)
・調査方法:インターネット調査 (全国対象)
・有効回答数:300人

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[日立ソリューションズ]
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