シニア層のスマートフォンの利用及び、購入意向に関する意識調査 

2013年09月13日
MMD研究所は携帯端末を所有しているシニアを対象に、「シニア層のスマートフォンの利用及び、購入意向に関する意識調査-第3回-」を実施した。【2013年9月5日~9月9日にかけてシニアを対象(N=543 60歳~64歳:268人、65歳~69歳:157人、70歳以上:118人)】

本調査では、シニア層のインターネット利用状況、スマートフォン所有率、利用しているスマートフォンアプリのジャンル、スマートフォン非所有者の購入意向など全12問を聞いている。

【調査結果サマリー】

■ シニア層、約8割がインターネットを「よく利用する」と回答

■ シニア層のスマートフォン所有率は23.2%、1年前から10.9%増加

■ シニア層のスマートフォン購入意向は1年前と比べて6.5%減少

■ シニア層が最も利用しているアプリのジャンルは「無料通話/チャット」


【調査結果詳細】

■ シニア層、約8割がインターネットを「よく利用する」と回答

携帯端末を所有しているシニア543人を対象に、インターネット利用について調査したところ、「よく利用する」と回答した人が82.5%、「たまに利用する」と回答した人が10.1%と合わせてシニア層の92.6%がインターネットを利用していることがわかった。

■ シニア層のスマートフォン所有率は23.2%、1年前から10.9%増加

docomo、au、SoftBankの3キャリアいずれかを利用しているシニア(N=530)を対象に、スマートフォンの所有率について調査したところ、23.2%がスマートフォンを所有していることがわかった。キャリア別のスマートフォン所有率(2013年9月度)の内訳は「docomo(9.2%)」「au(7.4%)」「SoftBank(6.6%)」となっている。2012年8月に行った調査結果の12.3%に比べ、10.9%の増加となっている。

シニア層が所有しているスマートフォンは「iPhone」が34.1%と最も多く次いで、「AQUOS PHONE」が13.8%となっている。シニア向けスマートフォン「らくらくスマートフォン」については6.5%だった。

■ シニア層のスマートフォン購入意向は1年前と比べて6.5%減少

スマートフォン非所持者(N=420)を対象に、スマートフォン購入意向を聞いたところ、「とても購入したい」が3.8%、「まあまあ購入したい」が22.6%と合わせてシニア層の26.4%がスマートフォンを購入したいと回答していることがわかった。
前回実施した調査では「とても購入したい」「まあまあ購入したい」を合わせて2012年11月では34.7%、2012年8月では32.9%の人が購入したいと回答していた。1年前の2012年8月と比べるとシニア層のスマートフォン購入意向は6.5%減少している傾向にあることがわかった。

■ シニア層が最も利用しているアプリのジャンルは「無料通話/チャット」

スマートフォン所有者で定期的に利用しているスマートフォンアプリがあると回答した人(N= 104)を対象に、最も利用しているアプリのジャンルを聞いたところ、最も多かったアプリは「無料通話/チャット(19.2%)」、続いて「天気(17.3)」「SNS(10.6%)」の順にランクインする結果となった。


【調査概要】
・調査期間:2013年9月5日~9月9日
・有効回答:543
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:60歳~70歳以上の男女
[MMD研究所]
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