冬の味覚についての調査 

2013年01月10日
リクルートライフスタイルに設置された食に関する調査・研究、地域振興機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」は、冬の味覚についての調査を実施し、人気の味覚や食べ方についてのカスタマー意識を発表。

■最多はおでんの72.5%。関西圏ではカニ人気、20・30代女子は「カボチャ」「韓国風鍋」が人気

<必ず食べたい冬の味覚> (3圏域計、複数回答)
素材部門(魚介類)
○第1位:カニ51.8%
○第2位:カキ49.9%
○第3位:寒ブリ33.4%

素材部門(野菜・果物)
○第1位:白菜65.1%
○第2位:みかん61.9%
○第3位:大根・かぶ56.7%

メニュー部門
○第1位:おでん72.5%
○第2位:すき焼き57.5%
○第3位:しゃぶしゃぶ48.9%

 全体での最多は「おでん」の72.5%。圏域別・性年代別の特徴としては、関西圏で「カニ」が62.1%と高い喫食意向であった。また、野菜・果物全体について、男性20・30代での意向が低く、逆に女性50・60代で高かった。20・30代女性では、「カボチャ」「キムチ鍋・チゲなど韓国風鍋」が特徴的に高かった。

■カニ、しゃぶしゃぶは「外」、カキ、おでんは「内」。関西圏では「カニ旅行」が習慣化?

< シーン別・食べたい冬の味覚第1位> (3圏域計、複数回答)
家で食べたい
○素材部門(魚介類):カキ37.7%
○素材部門(野菜・果物):白菜61.6%
○メニュー部門:おでん68.2%

外食で食べたい
○素材部門(魚介類):カニ25.0%
○素材部門(野菜・果物):白菜5.7%
○メニュー部門:しゃぶしゃぶ23.7%

旅行など本場で食べたい
○素材部門(魚介類):カニ18.9%
○素材部門(野菜・果物):―(※1)
○メニュー部門:海鮮・寄せ鍋3.2%

 素材部門(魚介類)では、「家で食べたい」1位がカキ、2位がカニであったが、「外食」「旅行」では、カニが1位、カキが2位と順位が入れ替わる結果に。関西圏では、「旅行して食べたい」ものとして、カニが29.3%と3圏域合計(18.9%)を10ポイント以上上回り、「カニ旅行」の習慣化がうかがわれる。 ※1数値が極小なため、ランキングとしては公開せず

■「本場と思える産地」に地域差。みかんの本場は3圏域ですべて違う県が1位に

< 魅力的な産地・本場がある>(3圏域計、この冬必ず食べたいもの選択者、複数回答)
○第1位:カニ28.4%  →首都圏1位:北海道、関西圏1位:兵庫県、東海圏1位:北海道
○第2位:カキ25.3%  →首都圏1位:広島県、関西圏1位:広島県、東海圏1位:広島県
○第3位:みかん17.5% →首都圏1位:愛媛県、関西圏1位:和歌山県、東海圏1位:静岡県

 必ず食べたい冬の味覚について、ブランドと思える産地を尋ねたところ、在住圏域により、本場と思える都道府県に大きな差があった。カキについても1位は広島県で共通だが、2位を見ると、首都圏では宮城県、関西圏では兵庫県、東海圏では三重県と分かれた。日常的に身の回りで流通している品目ごとの産地がこうした意識に影響しているのではないかと考えられる。


【調査概要】
・調査時期:2012年11月30日(金)~12月7日(金)
・調査方法:インターネットによる調査
・調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
・有効回答数:9,260件(首都圏4,699件、関西圏2,344件、東海圏2,217件)※3圏域計は人口比でウエィトバック集計

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
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