クリスマス&年末年始の定番食の喫食状況調査 

2013年02月07日
リクルートライフスタイルに設置された食に関する調査・研究、地域振興機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」は、2012年~2013年クリスマス&年末年始の定番食の喫食状況についてのアンケート調査を実施し、カスタマーの食行動と意識について発表。

【調査結果】
■伝統食強し。「もち」「お雑煮」「年越しそば」「おせち料理」が喫食率80%以上!

<クリスマス、年末年始の定番食の喫食率ランキング> (3圏域計、複数回答)
○第1位:もち83.5%
○第2位:お雑煮82.8%
○第3位:年越しそば81.7%
○第4位:おせち料理81.0%
○第5位:クリスマスケーキ65.9%
○第6位:クリスマスチキン51.6%
○第7位:クリスマスディナー49.9%
○第8位:お屠蘇(おとそ)25.6%
○第9位:七草粥23.8%

 全体で4位の「おせち料理」までが80%を超える高い喫食率。クリスマスの定番料理は女性20・30代で喫食率が高く、男性50・60代では低い傾向。年末年始定番食は年代が若いほど喫食率が低く、「若者のおせち離れ」の兆しも。喫食率は「年賀状を送る」「初詣に行く」などの定番行事への参加数が多いグループほど高いという傾向が見られた。

■手作りVS 中食(惣菜、宅配、出前など)対決では「おせち料理」「もち」は拮抗!

<品目別・手作りVS中食VS外食> (3圏域計、複数回答)
○クリスマスケーキ:手作り11.8% 中食47.1% 外食4.2%
○クリスマスチキン:手作り13.3% 中食34.4% 外食2.3%
○クリスマスディナー:手作り30.8% 中食17.6% 外食7.5%
○年越しそば:手作り55.6% 中食15.6% 外食4.4%
○おせち料理:手作り47.0% 中食40.0% 外食1.5%
○お雑煮:手作り67.7% 中食4.5% 外食1.4%
○おとそ:手作り13.9% 中食6.0% 外食0.9%
○もち:手作り37.4% 中食37.3% 外食1.3%
○七草粥:手作り20.7% 中食2.2% 外食0.5%

 「クリスマス定番食いずれか合計」で見ると、手作り36.7%に対し、中食58.0%と中食のほうが多数派で、逆に、「年末年始定番食いずれか合計」で見ると、手作り82.4%に対して中食59.3%と手作りが多数派であった。「もち」「おせち料理」では数値が拮抗しており、都市圏では手軽に買ってきて食べる文化に変化してきている中、昔ながらの手作りがいまだ健闘している様子がうかがえる。

■「味」より「習慣だから」食べる。高い喫食率の背景には親族イベントとしてのお正月

<クリスマス・年末年始定番食に対する意識>(3圏域計、複数回答、いずれかの定番食の喫食者ベース)
○毎年食べることが習慣になっている:78.0%
○食べることで季節感を楽しみたい:59.0%
○おいしいから・好きだから食べたい:57.8%
○食べることで縁起を担いでいる:36.1%
○習慣としてあまり好きではない:29.7%
○あまり好きな味ではない:23.9%
○当てはまるものはない:2.8%

 品目別では「お雑煮」「年越しそば」喫食者で「習慣だから」の回答が多く、「クリスマスケーキ」「もち」喫食者で「おいしいから・好きだから」が多かった。正月料理を食べた相手では「同居以外の家族・親族と食べた(41.7%)」と、食事を含む家族・親族イベントとして儀式化されている様子がうかがわれ、味覚嗜好とは別要因で高喫食率であることがわかった。


【調査概要】
・アンケート時期:2013年1月7日(月)~1月16日(水)
・アンケート方法:インターネットによるアンケート調査
・アンケート対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
・有効回答数:8,408件(首都圏4,384件、関西圏2,124件、東海圏1,900件)※3圏域計は人口比でウエィトバック集計
※対象品目=【クリスマス定番食】クリスマスケーキ、クリスマスチキン、クリスマスディナー【年末年始定番食】年越しそば、おせち料理、お雑煮、お屠蘇(おとそ)、もち、七草粥

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
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