「ソーシャルリクルーティング」に関する調査 

2013年02月05日
電通パブリックリレーションズ(電通PR)の社内横断組織「ソーシャルメディア実験室『アンテナ』」は、就職活動中の大学3年生を対象に、「ソーシャルリクルーティング」に関する調査を実施。

同調査はインターネットを使ったアンケート形式で、実施時期は2012年12月28日~2013年1月16日。関東1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)および関西の2府2県(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)に居住する男女それぞれ150人の大学生から回答を得ました。

<2年連続で約半数の学生がソー活を実施。就活ツールとして定着したSNS>
 昨年(47.3%)に引き続き、今年も約半数(45.3%)の学生が、就職活動にソーシャルメディアを利用した就職活動、いわゆる「ソー活」を行っていることがわかりました。「ソー活」を行っている人の割合は、昨年同様、「大学の就職課/キャリアセンター」に行くと回答した人(40.0%)を上回り、ソーシャルメディアは就職活動を行う上でのツールとして定着したことがうかがえます。

<ソー活に利用するツール1位にFacebook、3位にLINE>
 就職活動に利用しているソーシャルメディアを聞いたところ、1位Facebook(30.3%)、2位Twitter(22.7%)、3位にはLINE(13.0%)が初登場。1位2位は昨年の順位を逆転する結果となりました。この背景には、SNSの普及において、Facebookの利用者数が昨年Twitterの利用者数を上回ったことが原因と考えられますが、学生や企業にとって、実名登録であるFacebookが、エンゲージメントを高めやすいメディアであることも一つの理由と推測できます。

<Facebookは名刺代わり、Twitterは気軽な情報収集>
「ソー活」を行っていると回答した学生にFacebookとTwitterのそれぞれの利用方法と、その利用方法の違いについて自由回答で聞いたところ、「Facebookは本名を利用しているのでオフィシャル、Twitterは本名を出さずにプライベートとして使い分けている」(女性/21歳)、「Facebookは正式に発信する場、Twitterは愚痴の言い合い」(男性/20歳)、「Facebookは企業のことを中心に見て、Twitterは友達のつぶやきを見る」(男性/20歳)など、基本的に実名登録であるFacebookを名刺代わりに、ニックネームで利用できるTwitterは気軽な情報収集や私的なコミュニケーションに利用しているとする回答が複数みられました。

<女性のほうがソー活に積極的>
 性別に見ると、「ソー活」をしている人の割合は、男性45.3%に対し、女性54.7%と女性のほうが優勢な結果となっています。この傾向は昨年同様ですが、「ソー活」を行う理由を聞くと、「少しでも企業の情報が欲しいから」「エントリーシートや面接のヒントを得るため」「使える手段はすべて使いたいから」の項目で女性が男性を大きく上回る結果となり、「ソー活」に対する女性の積極的な姿勢がうかがえます。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[電通パブリックリレーションズ]
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