通信販売と共同購入クーポンに関する調査(日本・中国・韓国・台湾) 

2012年01月19日
インターネットリサーチ事業を展開する GMOリサーチの連結子会社、GMO ジャパンマーケットインテリジェンス(GMO JMI)は、GMO JMIが保有する日本・中国・韓国・台湾のモニターおよび提携モニターを対象に「通信販売と共同購入クーポンに関する調査」を実施。

【リサーチまとめ】

<オンラインショッピング(通信販売)に関する調査>
■オンラインショップの利用頻度と、利用する理由
・月に 1 回以上利用する人は日本と台湾では約 6 割、中国・韓国では 8 割を超える結果となり、中国・韓国における消費者のオンラインショップ利用頻度は非常に高いことが窺える。

・オンラインショップを利用する理由として、すべての調査対象国・地域において、「値段が安い」ことと「好きな時間に購入できる」ことが多く挙げられた。

・日本を除く 3 カ国・地域では、「実際の店舗より選びやすい・見つけやすい」という理由が約 3 割~4 割と多く、また似たような理由として「商品間の比較が簡単」なことも 2~3 割という結果になっている。

・日本では他の 3 カ国・地域と比べて「配達してくれるので楽」という理由も多く、3 割を超えている。

■オンラインショップでの購入商品
・日本では書籍類の購入が約 5 割と最も多く、他の 3 カ国・地域ではファッション関連商品の購入が最も多い。特に中国では 5 割以上、韓国では 6 割を超えている。日本ではファッション関連商品の購入が約 3 割という結果になった。

・中国や台湾では生活雑貨や日用品、韓国では食品や飲料品の購入が 2 番目に多い。

・DVD や音楽ダウンロードは、日本では 3 割近くであるのに対して、他の 3 カ国・地域では 1 割にも満たない。

■オンラインショッピングで遭遇したトラブル・不満について
・オンラインショッピングの際にトラブルに遭遇したり、不満を感じたりした経験のある人は、日本に比べて他の 3 ヶ国・地域では圧倒的に多く、利用者の 9 割以上という結果となった。

・トラブルの内容では、調査対象国・地域すべてにおいて、「想像していたものより、商品・サービスの品質が劣って
いた」に回答が集まった。

・様々なトラブルがある中で、中国と韓国では「配送時間に遅れが生じた」に、台湾では「買ったものが購入直後に値引きされていた」にも多くの回答が集まった。その一方で日本では特筆するトラブルはなく、「特にトラブル・不満はない」と回答した人が 3 割以上という結果が出ている。

<共同購入型クーポンサイトに関する調査>
■共同購入型クーポンサイトの認知度と購入経験、また利用理由と購入頻度の高いクーポン
・4 カ国・地域における共同購入クーポンサイトの認知度は、一番低い日本でも 6 割を超え、他の 3 カ国・地域では約 8 割~9 割という結果になっており、利用率は中国、韓国、台湾、日本の順に利用率が高く、中国では 8 割近くの人が利用した経験があると回答。

・購入クーポンの種類は、日本では「金券(商品券・旅行券など)」、他の 3 カ国・地域では「食品/飲料」「外食/グルメ」が上位に挙げられている。

■共同購入型クーポンサイトでの購入における不安
・共同購入クーポンサイトを利用する際に不安に思うことに、すべての国・地域において「商品・サービスの品質」が挙げられている。

■クーポン情報の入手方法と、共有方法について
・クーポン情報の入手方法は、日本、中国、韓国では自分で共同購入型クーポンサイトを訪問した際に取得する人が多く、特に日本では 7 割を占めている。

・クーポン情報の共有は、共同購入型クーポンの場合は購入を成立させるために必要となるが、中国・韓国・では家族や友人に対して「口頭」で、台湾では「SNS のメッセージ機能」や「メール」でクーポン情報を共有しているが、日本では約 6 割の人が、「特に共有しない」と回答している。

■日本における共同購入型クーポンサイトの認知度と利用経験について
日本国内で認知度が高い共同購入型クーポンサイトは、「グルーポン」「ポンパレ」、「くまポン byGMO」の順で、「グルーポン」にいたっては 9 割を超えている。実際の利用経験は、「ポンパレ」、「グルーポン」、「くまポン byGMO」の順に多いという結果が出ており、認知度の上位 2 サイトが利用経験では逆転している。


【調査概要】
・調査対象:19 歳以上の男女 4,000 名
・調査期間:2011 年 10 月 20 日~2011 年 11 月 11 日
・調査方法:インターネット調査
・調査国:日本、中国、韓国、台湾

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[GMOリサーチ]
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