DODAホンネの転職白書(年収に関する調査) 

2013年08月27日
インテリジェンスが運営する「DODA(デューダ)」は、2007年1月~2013年6月の間に転職支援サービスDODAに登録したビジネスパーソン約15万人の年収と希望年収の差について調査を行なった。

【調査結果概要】

■年収と希望年収の差が拡大傾向に

DODAに登録した転職希望者の年収の平均値と希望年収の平均値の差を見ると、2007年~2010年までは+50万円前後で推移しています。しかし、その後2011年から年収と希望年収の差が拡大し、2011年は+72万円、2012年は+82万円、2013年1~3月は+80万円、直近の2013年4月~6月は過去6年半で最も大きい+96万円まで拡大しています。

■転職希望者、景気回復で期待膨らむ

リーマンショックのあった2008年以降、2010年までは、転職希望者の年収と希望年収の差は比較的小さく、+50万円前後に抑えられています。当時は、日本経済全体が大きく低迷し、勤務先の倒産やリストラなどにより転職を余儀なくされ、年収がダウンしても転職先を見つけることを優先する転職希望者が増加した時期です。明るい兆しが見えない経済状況が、希望年収にも反映されたようです。

その後、2011年から年収と希望年収の差が広がり始め、直近の2013年4月~6月にはその差は+96万円に。 2013年は円安、株高などによる企業の業績拡大や、夏のボーナスが数年ぶりに増加に転じるなど、明るいニュースが数多くありました。世の中の好景気感に希望をもち、転職で大幅な年収アップを期待するビジネスパーソンが増えているようです。実際に、DODAの求人数は2013年5月以降過去最多を毎月更新しており、求人の選択肢が増える中、年収アップも目指しやすい状況になっています。

ただし年収アップ=転職成功とは限りません。たとえば転職時の年収が前職より低かったとしても、その後の活躍次第で、数年間のトータルの収入が、転職前の会社で働き続けるよりも多くなることもあります。だからこそ、転職時には、提示される年収だけでなく、「長期的に自分の実力が発揮できる環境かどうか」という観点でも企業を探していくことが大切です。


【調査概要】

2007年1月~2013年6月にDODA転職支援サービスに登録したビジネスパーソン約15万人を対象に調査 ※調査結果の詳細は、「DODAホンネの転職白書」に掲載している

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[インテリジェンス]
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