仕事におけるソーシャルメディアの利用に関する調査 

2013年05月21日
トレンド総研では、会社員500 名に「仕事とソーシャルメディアに関する調査」を実施。本調査では、SNS 利用者の広がりや、会社員の仕事における SNS 利用の現状が、明らかになりました。

◆ 広がる利用者、会社員の 2 人に 1 人が「週に 1 回以上、SNS を閲覧」
会社員の人たちのソーシャルメディアの利用状況について調べました。ソーシャルメディアの内、特に注目が高いのは、FacebookやTwitter などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)。
これらの SNS について、各サービスのアカウントを持っているかどうか、質問をしました。すると、「Facebook」(51%)、「mixi」(50%)、「Twitter」(43%)がアカウント所有率の高かった、上位3サービスという結果になりました。また、1サービスでも SNS のアカウントを持っているという人は、74%に上ります。
しかし、アカウント所有者の全員が SNS を利用しているという訳ではありません。アカウントを持っていても、利用していないという人もいます。そこで、1週間に1度はこれらのSNS を閲覧しているというアクティブなユーザーがどれだけいるのかを調べました。その結果、SNS アカウント所有者の75%、全体の 55%が、いずれかの SNS に対して、「1週間に 1回以上閲覧している」と回答。25歳~39歳の会社員の内、2人に1人は、少なくとも 1週間に 1回以上は SNS を閲覧していることが分かりました。

◆ 会社員の 7 割が「仕事中に SNS を閲覧」も、有効に利用できている人は半分以下
前段において「SNSを1週間1回以上利用している」と答えた、55%の人を対象に調査を行いました。
まず、「仕事中に、これらのSNSを閲覧することがありますか?」と聞いたところ、69%が「ある」と答えました。会社員の 7 割は、仕事中にも SNS をチェックしているようです。一方で、「SNS上の情報が仕事に活かされた経験がある」という人は28%と、およそ 3 割。具体的に、どのように仕事に活かすことができたのかについても聞くと、「自社の商品に関するお客様の声を聞くことができた。(クリエイティブ系・31 歳女性)」、「ソーシャルメディアを活用してイベントの告知をしている。(企画系・28 歳男性)」といった意見が多く見られました。情報収集や情報発信に、SNS を活かすという人が多いようです。その他にも、「次の仕事につながる関係ができた。(営業系・33 歳男性)」、「IT 技術のグループを立ち上げ、ディスカッションを行った。(技術系・27歳男性)」などの社外の人との人脈構築に関する意見や、「職場のコミュニケーションがとりやすくなった。(事務系・37 歳男性)」といった社内コミュニケーションの円滑化に関する意見があげられました。
SNS が仕事に活かされる場面は多岐に渡ります。とはいえ、仕事中に SNS を利用している人が、およそ 7 割に上るのに対して、SNS を仕事に活かせているという人はおよそ 3 割。その割合は半分以下です。情報収集・発信から社内外の人間関係の構築・円滑化と、SNS が活躍する場面は様々で、かつ、多くの人にとって必要な内容であることを考えると、今後、仕事において SNS を活かしたいという人は、増加していくのではないかと予測されます。


【調査概要】
・調査名:「仕事におけるソーシャルメディアの利用に関する調査」
・調査対象:25 歳~39 歳の男女 500 名 (性別・年代別に均等割り付け)
※ 20 代後半男性:83 名、30 代前半男性:84 名、30 代後半男性:83 名 20 代後半女性:84 名、30 代前半女性:83 名、30 代後半女性:83 名
・調査期間:2013 年4 月24 日(水)~2013 年4 月26 日(金) 調査方法:インターネット調査
・調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

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