「仕事」に関する意識・実態調査 

2013年08月19日
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、30~40代の男性会社員300名を対象に、「仕事」に関する意識・実態調査をおこないました。
その結果、男性会社員の 3 人に 1 人が、仕事が原因で気持ちが沈みやすくなる“仕事うつ”を自覚しているほか、“仕事うつ”の男性ほど、仕事中に満足のいく「休憩」がとれていないという実態が明らかになりました。

【調査結果】
◆30~40 代サラリーマンの 3 人に 1 人は“仕事うつ”
◆休憩時間の過ごし方 「飲み物を飲む」が 8 割、人気は「缶コーヒー」
◆休憩時間を過ごす場所、1位は「自分のデスク」・「ながら休み」率も 6 割
◆「休憩」に罪悪感をおぼえるサラリーマンたち・7 割が「日本人は休憩下手だと思う」と回答
◆「休憩」と「サボリ」のボーダーラインを調査!「コンビニ」は OK、「ゲーム」・「昼寝」は NG
◆“仕事うつ”を回避している人ほど、「十分な休憩」がとれていた!ポイントは「長さ」ではなく「質」
◆「休憩は、仕事の行き詰まりを解消する上で有効」86%が回答、実際に解消できた経験がある人も 7 割以上

【調査結果詳細】
◆ 30~40 代サラリーマンの 3 人に 1 人は“仕事うつ”
 はじめに、30~40 代のサラリーマンに「普段、仕事が忙しいと感じますか?」と聞いたところ、73%が「そう感じる」と回答。働き盛りの年代だけに、毎日を忙しく過ごしている人が多いようです。

 しかし一方で、やりがいや労働時間などを考慮した「仕事満足度」を聞いたところ、仕事に対して「満足している」と答えた人は56%と約半数にとどまりました。満足できている人と、そうでない人で「二極化」している様子がうかがえます。

 そこで、仕事に対する意識についてさらに詳しく質問をしたところ、「仕事が楽しくないと感じることがある」という人は 68%、「会社に行きたくないと思うことがある」という人は 53%という結果に。また、「仕事に行き詰まりを感じることがある」と回答した男性も 55%と半数以上にのぼり、30~40 代のサラリーマンの多くが、仕事に対してマイナスの気持ちを抱えていることがわかりました。
 さらに、「自分が“仕事うつ”だと感じることはありますか?」と聞くと、36%が「ある」と回答。3 人に 1 人のサラリーマンが、自身が“仕事うつ”であると自覚しているようです。

◆ 休憩時間の過ごし方 「飲み物を飲む」が 8 割、人気は「缶コーヒー」
 続いて、仕事中の「休憩」事情について調査をおこないました。
 
 まず、昼食などの食事時間や生理的欲求によるトイレを除いた「仕事中にとる休憩の回数」を聞いたところ、「3 回くらい」(27%)が最も多い結果に。また、「休憩の合計時間」は平均で「36.1 分」となりました。ちなみに、理想の「休憩時間」は平均「61.5 分」であり、現実とは大きな隔たりがあるようです。

 また、「仕事中に休憩としておこなっていること」を複数回答で聞くと、「飲み物を飲む」(80%)が最も多く、次いで「インターネットをする」(60%)、「ガムやあめ、菓子などを食べる」(43%)、「周囲の人と話す」(38%)などが上位に。一方で、「本当は休憩としておこないたい(けれども、できていない)こと」を聞くと、「昼寝をする」が45%と半数近くにのぼりました。

 ちなみに、「休憩中に飲む物」を聞くと、「コーヒー」(57%)が最も多く、「緑茶」(31%)、「ミネラルウォーター」(19%)、「炭酸飲料」(15%)を大きく上回る結果に。また、よく飲むコーヒーのタイプとしては「缶コーヒー」(49%)という回答が圧倒的に多く、頻度として「週に3 日以上」飲んでいる人も39%と約4割にのぼりました。サラリーマンたちにとって、「缶コーヒー」が休憩中の定番アイテムであることがわかります。
 ちなみに、「職場で缶コーヒーを飲む理由」としては、「気分転換のため」(66%)、「眠気覚ましのため」(38%)、「リラックスするため」(34%)、「集中力を回復し、仕事の能率をあげるため」(27%)などが上位となりました。


【調査概要】
・調査名:「仕事」に関する意識・実態調査
・調査対象:30代~40代 男性会社員 300 名(都内勤務、オフィス勤務の方)
      ※年代ごとに均等割付/30 代150名、40代150名
・調査期間:2013年8月1日(木)~2013年8月5日(月)
・調査方法:インターネット調査

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[トレンド総研]
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