カーシェアリング市場動向(2013年第二四半期:主要8社) 

2013年08月19日
「カーシェアリング比較360°」が、カーシェアリング市場を独自に集計したデータ(主要8社)によると、2013年第二四半期(2013年4月~6月)のステーション数は2013第一四半期に比べ9.5%増加、ステーション車両台数は11.9%増加していることがわかった。

車両台数の伸びが堅調!主要8社合計車両台数は、9,000台に突入

第一四半期の増加率(対第一四半期 ステーション数:7.5%増、同車両台数:8.4%増)に比べ、堅調に伸長。サービス提供会社間ではばらつきはあるものの、今後も引き続きインフラ拡大基調はつづくものと思われる。 前期同様に当該期間においても、ステーション数の伸び率よりも車両台数の伸び率が2.4%大きく、これは稼働率の高いステーションへの設置車両の増車によるものであり、1ステーション当たりの利用者数・利用頻度が着実に増えているともいえる。

1) サービス提供会社別 ステーション数推移
業界第1位「タイムズ カー プラス」は5月に会員数20万人を突破し、ステーション数伸び率も11.5%と依然ハイペースで推移している。
第2位「オリックスカーシェア」は48箇所の増加(伸び率4.3%)と第一四半期の0.4%より大きく増加。東急電鉄との提携により「トランクルームへの出店」、東京メトロ「To Me CARD」との連携、メルセデスベンツと協業し「スマートEV」の導入など、新たな顧客ニーズの開拓に余念がない。
第3位の「カレコ」も、38箇所の増加(伸び率7.6%)と第一四半期の3.8%より増加している。
4位以降では、6月から新料金改定したカリテコが、アース・カーとともに22箇所の増加で二桁の伸び率を見せている。

2) サービス提供会社別 車両台数推移

車両台数の推移については、ステーション数推移とほぼ同傾向。
「タイムズ カー プラス」が、車両台数6,000台に到達。業界第一位の座を確固たるものにしている。
第2位の「オリックスカーシェア」は95台の増加と、見込みとして第三四半期には2,000台に届きそうだ。
ステーション数同様に、「タイムズ カー プラス」がトップをしっかりとキープしているものの第2位「オリックスカーシェア」のさまざまな提携劇、第3位「カレコ」の三井不動産リアルティ提携による追い上げなど、車両台数に関わらずこの上位3社の動向について目が離せない。
Bグループでは、「アース・カー」が17.8%、「カリテコ」が17.9%と堅調な伸び率となっており、会員のカーシェア稼働をしっかりと確保していると思われる。

「出典:カーシェアリング比較360°」

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[カーシェアリング比較360°]
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