『Windows 8』に関する調査 

2013年02月07日
カカクコムが運営する「価格.com」は、『Windows 8』に関する調査を実施。
ユーザーへの意識調査「価格.comリサーチ」より、第68回『Windows 8についてのアンケート』の調査結果を一部抜粋

【調査結果ダイジェスト】

■購入率:22.9%。Windows 7調査時と比較し7.1ポイント低い結果に
■購入方法:バージョンは「Windows 8 Pro」(65.9%)、購入形式では「アップグレード版」(58.3%)が最多。
■購入した搭載パソコンのメーカー:国内メーカー勢の健闘が目立つ
■購入理由:「価格の安さ」(44.4%)がダントツ。「タッチパネルを利用したかった」は5.9%にとどまる
■Windows 8の利用パソコンのタイプ:タッチパネル無しのパソコンが8割近くを占める結果に
■満足度:「満足」は45.2%、「不満」は42.3%
■項目別満足度:「体感速度」には75.3%が満足するも、「Windowsストア」「操作のしやすさ」に対する不満が目立つ結果に
■今後の購入予定:「予定なし」(38.0%)が「予定あり」(29.1%)を上回る
 購入しない理由は「今のOSで不都合がない」(72.6%)に、「機能に魅力を感じない」(33.7%)が続く

「Windows 8」の購入率は、発売から3か月弱の2013年1月段階で、22.9%となり、前OSの「Windows 7」に発売後調査では30%であったことを考えると、やや少ない結果となりました。
また2割近い人が、「Windows 8」購入後、利用しなくなったと回答しており、購入後の利用率は8割程度。OSの満足度に関しても、「満足」45.2%に対して、「不満」は42.3%と、新OSとしては低調であることが見て取れます。

満足度が低い理由の1つとしては、「Windows 8」の特徴「タブレットでも利用できるインターフェイス」が、従来のパソコンユーザーにあまりメリットをもたらしていないことがあげられます。「Windows 8」購入者のうち、8割以上は、この新インターフェイスの恩恵をほぼ受けていないことが分かりました。

項目別満足度では、「Windows 8」になって改善された「体感速度」などについて75.8%が満足と回答するなど、従来OSと比べて動作の大幅な軽量化が実現されている点は、多くのユーザーの支持を得ています。一方で、操作性などの満足度は低い結果となっており、その背景として新インターフェイスによりデスクトップ画面が使いづらくなったことなどがあると考えられます。

今後の購入意向では、「予定なし」が、「予定あり」を上回り、ユーザーが「Windows 8」ならではのメリットを見つけにくいことが課題となっているようです。2013年、「Windows 8」ならではのメリットを感じやすいタブレット端末や、タッチパネル搭載の魅力的なパソコン製品が登場することが期待されます。


【調査パネル】
調査エリア:全国 
調査対象:価格.comID 登録ユーザー
調査方法:価格.comサイトでのWebアンケート調査
回答者数:6,457人 
男女比率:男93.0%(平均47.2歳):女7.0%(平均44.0歳)
調査期間:2013年1月15日~2013年1月21日

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[価格.com]
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