東日本大震災後の生活行動や消費の変化と東北旅行に関する調査(2013年5月調査より) 

2013年06月28日
JTB総合研究所は、「東日本大震災後の生活行動や消費の変化と東北旅行に関する調査」を実施。この調査は、東日本大震災直後から継続的に実施している調査で、今回で第6回目。

■節電・節約意識は定着。復興支援に関する意識は継続的に下がる。
・「少々高くても、復興支援につながる商品やサービスは積極的に買いたい」(2011年6月の48.8% から35.8%へ)「積極的に被災地のものを買って復興に貢献・支援したい」(2011年6月の53.8%から40.2%へ)

■やりたいことは「今のうち」
・「増税や物価上昇が今後の生活を圧迫しそう」61.8%。「やりたいことを後回しにせず、今出来ることを大切にしたい」61.3%。

■22.6%が震災後に東北へ旅行。20代はボランティア旅行も比較的多い。
・東北旅行をした20代の約10人に1人はボランティアが目的。

1. やりたいことは「今のうち」に
生活者の「今の気持ち」を見てみると、「増税や物価の上昇が生活を圧迫しそうだ」が61.8%と、「景気が回復してきて、将来に期待が持てるようになった」の27.5%を大きく上回っています。為替レートや株価が乱高下する中、景気回復への期待は高まりつつも、実感として感じることができずに漠然とした不安を持っているのでしょう。
また「やりたいことを後回しにせず、今できることを大切にしたい」という意識が61.3%と高い割合を示しました。日本百貨店協会によれば、主要10都市の売り上げは5か月連続で増加し、高額商品の売れ行きが伸びています。また、旅行やレジャーも好調に推移しています。この先物価上昇への不安がありつつも、「今」を重視する意識の高さもあり、今のうちにある程度欲しいものは消費しておこう、という行動につながっているとも考えられます。


【調査概要】
・調査手法:インターネットによるアンケート調査(有効回答数 1000)
・対象者:東京、大阪、名古屋圏に居住する20~69歳、男女
    *1000人中798人は2012年10月調査と同一回答者
・調査時期:2013年5月25日~5月29日

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[JTB総合研究所]
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