上場企業における英語活用実態調査―2013 

2013年07月03日
国際ビジネスコミュニケーション協会は、2013年1月に国内上場企業3,254社の人事部門に対して英語活用実態調査を実施し、304社から回答を得た。企業がより積極的にグローバル人材育成に取り組んでいるのに伴い、社員に求められるTOEIC(R)スコアも上昇しています。

■社員に求められるTOEICスコアが上昇
・前回調査(2011年)と比較して、期待スコア、昇進・昇格要件として求められるスコアが軒並み上昇した。
・特に中途採用社員に期待するスコアが600点から710点に大幅に上昇していることから、企業では中途採用社員により高い英語力を求めるようになっていることがわかる。
・役職に昇進・昇格する際の要件として求められるスコアも前回調査(2011年)と比べ、すべての役職で上昇した。

■企業で広く定着しているTOEICスコアの活用
・海外での業務遂行に必要な英語コミュニケーション能力として、全社員に求めるTOEICスコアは600点、国際部門に求めるスコアは750点。
・入社希望者のTOEICスコアを参考にする企業は約7割で、採用応募時に参考にするスコアの平均は625点。
・このように、TOEICテストのスコアを人事要件にすることは企業に広く定着しており、「将来はそうしたい」という企業も存在することから、より一層活用が広がっていくと考えられる。

■「スピーキング」、「リスニング」の能力測定のニーズが高い
・企業が求める英語力のハードルが上昇するとともに、企業の7割がスピーキングテスト、6割がリスニングテストが必要と回答した。
・TOEICプログラムにはスピーキング能力を評価する「TOEIC(R)スピーキングテスト/ライティングテスト」もあり、今後TOEICプログラムで英語能力の4技能を測定するニーズも高まると思われる。


【調査概要】
・調査名:上場企業における英語活用実態調査-2013年
・調査対象:国内の上場企業全3,254社の人事部門
・調査方法:質問紙郵送法
・調査期間:2013年1月
・有効回答数:304社(うち英語使用企業228社)

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[国際ビジネスコミュニケーション協会]
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