ミネラルウォーター市場に関する調査結果 2013 

2013年07月11日
矢野経済研究所は、国内のミネラルウォーター市場及び宅配水市場の調査を実施した。

<ミネラルウォーター市場、宅配水市場とは>
本調査におけるミネラルウォーターとは主に地下水などを源泉とし、ペットボトルやビンなどの容器で市販用・業務用向けに販売されているものを指す。また宅配水とはサーバーとセットで供給されるミネラルウォーターで、宅配されるものを指す。なおサーバーを利用しないタイプやペットボトルの宅配などを除く。

調査結果サマリー

◆ 2012年度のミネラルウォーター市場規模は前年度比101.8%の2,495億円の見込、今後も堅調に推移
2011年度のミネラルウォーター市場規模(メーカー出荷金額ベース)は前年度比114.5%の2,450億円と大幅に拡大し、2012年度は同101.8%、2,495億円を見込む。消費者の備蓄需要は依然として高く、また飲用だけでなく、家庭内調理用などの生活水としての需要が増加傾向にあることなどから、堅調に推移した。今後も消費者のミネラルウォーターに対する需要は底堅いことから、安定した推移を予測する。

◆ 2012年度の宅配水市場規模は前年度比110.1%の919億円の見込、今後も拡大基調を予測
2011年度の宅配水市場規模(エンドユーザー販売金額ベース)は前年度比132.5%の835億円で、2012年度は同110.1%の919億円の大幅な拡大を見込む。震災以降、消費者の飲料水に対する安心、安全の高まりや、備蓄用としての水需要の拡大を背景に、宅配水の世帯普及率が拡大したと考えられる。
今後も当面成長を継続していくものと考えられ、2013年度の宅配水市場規模(エンドユーザー販売金額ベース)は前年度比109.9%の1,010億円、2014年度は同106.9%の1,080億円と拡大基調を予測する。

【調査概要】
・調査期間:2013年3月~6月
・調査対象:飲料メーカー、宅配水製造企業等
・調査方法:同社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、ならびにアンケート調査併用

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[矢野経済研究所]
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