夫婦間の家計管理の実態調査 

2013年06月13日
スマートマネー研究所では「夫婦間の家計管理の実態と、お金まわりのトラブルを回避して円満な家族生活をおくるためのポイント」を明らかにすべく、25~34歳の有職既婚男女にアンケート調査を実施。

●家計管理のメインは半数の家庭で「妻」(50.9%)。子どもが生まれるとその割合は56.9%に上昇。(全体 n=636)

家計管理の担当者を聴取すると、全体のおよそ半数が「妻」(50.9%)であるのに対して、「夫婦で管理」をしていると答えたのは28.1%だった。加えて「子どもあり」の夫婦(n=311)になると「妻が管理する」がさらに増加し、56.9%、「夫婦で共に管理する」にいたっては20.3%まで落ち込み、ともに男性の家計管理関与度の低さが目立つ。
また、『結婚後の家計管理の方法』は上から順に、「家計簿を作成」、「クレカ利用明細確認」、「口座残高をこまめに確認」となっており、日常の細かな出費を正確に把握したい意向が見え、上位3項目についてはおよそ3割の家庭で実施されている。

●家計の管理方法

夫婦間での家計の管理方法をみると、全体の上位3つは①共同財布制(28.5%) ②妻から夫への現金小遣い(28.0%) ③項目別担当制(19.8%)であった。特に「子あり/子なし」で比較をすると、子あり家庭は「夫に現金小遣い」(34.4%)が高く、子なし家庭は「共同財布制」(36.0%)が高くなっている。

●意外と把握していないお互いの収入・・・「正確に把握」はわずか3割
働くイマドキ夫婦(25~34歳)の、夫婦間の「互いの年収把握率」を聴取したところ、「夫の収入を正確に把握している妻」は全体の32.3%、「妻の年収を正確に把握している夫」は38.8%であった。

●夫婦間のお金に関するトラブル経験者は47.2%。
「過剰な趣味消費」・「お金の使い道」で心の中でくすぶり続ける怒りに要注意。
トラブル相談相手は男女ともに配偶者が1位。
男性2位は「相談しない」、女性2位は「母親」。

「過去に夫婦間でお金に関する何らかのトラブルを経験した」という人は全体の47.2%にのぼった。具体的なトラブル上位3つは「趣味消費の支払い頻度・支払い金額が高く、揉めた」(17.7%)、「お金の使い道の相談で、意見が食い違う」(16.3%)、「金銭感覚が合わない」(11.4%)と日常的な出費についての項目となっている。

お金のトラブルによる「夫婦の関係性の悪化度」を聴取したところ、上位の項目の中で共通して高いのは、「すぐに普段通りの関係に戻ったが、実は心の中でしばらく怒り続けた」(それぞれ35.6%、31.3%、28.7%)であった。出費についてのトラブルは、ちょっとした食い違いであっても潜在的な夫婦間トラブルの火種となりうる様子が窺える。
ちなみに、「離婚まで考えていたことがある」というレベルまで揉めるのは、「パートナーが借金を隠していた」(29.3%)や「金銭感覚が合わない」(21.3%)、「給与・賞与金額をごまかしていた」(15.4%)などの、“お金にまつわる虚偽や感覚のズレが表面化”した際であることもわかった。

【調査実施概要】
・調査手法:インターネット調査
・調査機関:㈱電通マクロミル
・調査地域:関東1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)
・実施日時:2013年5月21日(火)~22日(水)
・調査対象:25歳~34歳 有職社会人 既婚男女824名(子供あり/子供なしを半数ずつで割り付け)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[スマートマネー研究所]
 マイページ TOP