2014年卒ブンナビ学生アンケート(2013年5月下旬実施) 

2013年06月03日
文化放送キャリアパートナーズは、2014年卒業予定の学生を対象とした「2014年卒ブンナビ学生アンケート(2013年5月下旬実施)」の調査結果を発表。本調査は毎年卒業学年の前年9月から翌年6月まで毎月定期的(12月~5月は月2回)に実施し、職業観、就職活動状況、学生生活などを調査しています。

【トピックス】
■定点調査 内定保有率は昨年並みも「内定先不満で就活続行」学生が増加
今回調査の就職活動状況は下記の通り。
・内々定保有率 72.2%(昨年同時期72.7%)
 ※文系69.3%(昨年同時期71.5%)、理系79.0%(昨年同時期75.4%)
・複数企業から内々定 36.0%(昨年同時期34.5%)
 ※3社以上から内々定 17.6%(昨年同時期13.8%)
・就職活動終了 54.7%(昨年同時期57.2%)
 ※文系49.7%(昨年同時期52.3%)、理系66.7%(昨年同時期68.3%)
 ※男子58.1%(昨年同時期61.9%)、女子52.6%(昨年同時期54.4%)

全体での内々定保有率は昨年並みだが、理系好調、文系苦戦の状況が続く。
また、内定取得後も就職活動継続する学生の割合が昨年より高い。
「現在の内定先は不満なので、就職活動を続ける」学生が5.8%(昨年3.1%)。
結果、複数内定を持つ学生が増加しており、内定辞退が増加することが予想される。


■中堅・中小志望者は減少、意中の企業に決まらいな場合は就職浪人も
2013卒で就職率が上昇した理由の一つに、中堅・中小に目を向ける学生が増加したことがあげられるが、2014卒は逆の動きとなりそうだ。

Q.中堅・中小企業を就職活動の対象にしていますか?(択一)
・就職活動当初から対象としている 64.5%(昨年同時期71.1%)
・当初は大企業のみを対象としていたが、現在は対象としている 17.9%(昨年同時期14.2%)
・対象にしていない 17.6%(昨年同時期14.7%)

就職活動当初から中堅・中小企業を対象とした学生は約7パーセントも減少。大手の採用が終わる中、現在は対象としている学生も増加しているが、意中の企業に決まらない場合は就職浪人も辞さないと考える学生も増加している。

Q.意中の企業に決まらない場合、就職浪人する事も選択肢にありますか?(択一)
・ある 14.3%(昨年同時期10.0%)
・ない 67.8%(昨年同時期71.3%)
・どちらともいえない 17.9%(昨年同時期18.7%)

景気上昇ムードの中、1年浪人しても、より採用環境が好転し、大企業に就職できるのではと考える学生が増加しているのかもしれない。しかし、現状大企業が新卒採用を大幅に増加する話は少ない。就職率、失業率悪化を予感させる数値である。


■「ブラック企業」を意識して就活する学生が86%
Q.ブラック企業を受けないように気にしていますか?(択一)
・かなり気にしている 42.1%
・少し気にしている 43.8%
・あまり気にしていない 10.7%
・まったく気にしていない 3.3%

気にしている学生が計86%。ほぼすべての学生がブラック企業を避けることを意識して、就活していることがわかった。ブラック企業と判断する基準としては、「サービス残業の有無」、「残業が非常に多く、残業代が支払われない」の声がもっとも多かった。


【2014年卒ブンナビ学生アンケート(2013年5月下旬実施)調査概要】
調査対象:2014年春就職希望の「ブンナビ!」会員大学生・大学院生
調査期間:2013/5/17~5/27
調査方法:Webアンケート
有効回答数:363件(定点質問550件)

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