全国百貨店売上高(2013年3月) 

2013年04月19日
日本百貨店協会が2013年3月の全国百貨店売上高を発表。

【概 況】
1.売上高総額 5,447億円余
2.前年同月比 3.9%(店舗数調整後/3か月連続プラス)
3.調査対象百貨店 85社 244店 (平成25年2月対比-1社1店)
4.総店舗面積 6,230,569㎡ (前年同月比:-1.8%)
5.総従業員数 81,174人 (前年同月比:-4.2%)

【3月売上の特徴】
3か月連続のプラスとなり、増加率も3.9%と大きな伸びを示した。

今年3月は、例年に比べ気温が高く晴れの日が続くなど好天に恵まれたことで、この時期主力の春物衣料(衣料品:+4.8%)が活発に動いたほか、一段の株価上昇に伴う資産効果や、景気回復への期待感を背景にした消費意欲の高まりから、ラグジュアリーブランド(身のまわり品:+9.2%)や宝飾品・高級時計(美・宝・貴:+15.6%)などの高額商材が極めて好調に推移し、商況全体を押し上げる要因となった。
また、前月のバレンタイン同様にホワイトデー商戦(菓子:+2.6%)も堅調であったこと、気温上昇で花見商戦(惣菜:+0.2%)が当月に前倒しされたことなど、細かなプラス要素も重なり、最終的に前年実績を大きく上回る結果となった。

その他当月の特徴的な動向としては、増床・改装効果のある東京や大阪など大都市(10 都市:
+5.6%)が牽引したほか、地方も前年をクリア(10 都市以外:+0.7%)したこと、訪日外国人は、アセアン諸国の急伸や、円安効果(訪日旅行の割安感)を追い風に、売上・客数共に大幅増(売上:+72.6%、客数:+53.1%)となり、最近の増勢に弾みがついていること、などが報告されている。

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[日本百貨店協会]
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