理美容市場に関する調査結果2013 

2013年04月06日
矢野経済研究所は、国内における理美容市場の調査を実施。調査期間は、2013年1月~3月。調査対象は、理美容チェーン、理美容商社・卸、理美容化粧品メーカー等。調査方法は、同社の専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用。

調査結果サマリー
◆2012年度の理美容市場規模は、前年度比99.4%の2兆2,265億円と微減
 2012年度の理美容市場規模を、前年度比99.4%の2兆2,265億円(事業者売上高ベース)と推計。このうち、理容市場が6,690億円(前年度比99.0%)、美容市場が1兆5,575億円(前年度比99.5%)。
 理容市場は、男性若年層の理容離れ、顧客の高齢化による来店サイクルの長期化、低価格サロンの伸長などの理由から縮小傾向が続いている。また、美容市場も、来店サイクルの長期化や単価の下落から微減推移となった。しかし一方では、厚生労働省の調査(保健・衛生行政業務報告)によると、美容所の軒数は増加傾向にあり、サロン間の競争が激化している状況となっている。

◆カット専門低価格サロンが拡大、トータルビューティーサロンを目指す動きが活発に
 カット料金が2,000円未満の低価格サロンの拡大が続いている。特に、カットに特化した均一価格の低価格サロンの伸長が著しい。そうした中、拡大する低価格サロンへの需要の取り込みを図るべく、複数のサロンを経営する大手チェーン経営企業が低価格サロンの業態開発を始めている。
 一方では、低価格サロンと差別化すべく、豊富なメニューを揃えてサービスを提供しようとするサロンが増加している。これらの付加価値型サロンでは、ヘアに関するサービスに加えて、フェイシャルエステやネイル等のさまざまなサービスを提供し、トータルビューティーサロンを目指す動きが活発化している。

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[矢野経済研究所]
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