中学生と高校生の生活と意識調査 

2012年12月30日
NHKは全国の中高生と親を対象にした「中学生と高校生の生活と意識調査」を実施。調査は、1982 年、’87 年、’92 年、2002 年に続き10 年ぶり5回目で、学校生活、友だちや親との関係、心理状態、社会観などの幅広い質問領域と時系列比較から中高生の生活と価値観をとらえることを目的としている。

<結果の概要>
■まわりと協調する中高生が増加-望ましいのは、自己主張せず「多くの人の意見に合わせる生き方」
「他人がどう言おうと、自分がこうと思ったことは主張する」より、「無理に自分の考えをおし進めないで、多くの人の意見に合わせる」ほうが望ましいという人が、中高とも6割を超え、10 年前と比べて増えている。

■ネット上だけの“友だち”が増えていく?
中学生の60%、高校生の96%が「メール」を使い、高校生では3人に1人が「プロフやブログ」「ソーシャルメディア」も使っている。 「ネット上だけのつきあいで、実際には会ったことがない友だち」がいる人は、中学生で17%、高校生では32%に上るが、ネット利用者の3割が「ネット上の人間関係はトラブルが起きやすい」と感じている。

■悩みごとの相談は友だちからお母さんへ
悩みごとの相談相手は「友だち」という人が最も多く、中学生で4割、高校生では6割に上るが、過去30 年の推移をみると、中高とも「友だち」に相談する人が減り、「お母さん」に相談する人が増えている。

■将来について楽観的な中高生、悲観的な父母
「一生懸命勉強すれば、将来よい暮らしができるようになる」と思うかたずねたところ、「そう思う」と答えたのは、中高生ともに8割近くに上る。「そう思う」と答えた人の割合は、10 年前と比べて大きく増えている。調査方法が異なるため単純な比較はできないが、父母の結果は子どもとは異なり、「そうは思わない」つまり一生懸命勉強してもよい暮らしができるとは限らないと考える人が多い。

■『幸せだ』中学生94%、高校生96% 「とても幸せだ」が大幅に増加
中高生の大多数が『幸せだ(とても+まあ)』と回答している。10 年前と比べて「とても幸せだ」が中高ともに増えている。

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[NHK放送文化研究所]
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