話題のシューズカテゴリーに関する調査結果2012 

2012年09月26日
矢野経済研究所は、国内のシューズ市場における注目カテゴリーとして、トーニングシューズ、運動会用シューズ、ナチュラルフットウエアの調査を実施。調査期間は2012年5月~8月、調査対象はスポーツシューズメーカー、一般履物メーカー、輸入商社、卸売業、小売業等、調査方法は専門研究員による直接面談、ならびに郵送アンケートによる調査を併用。

トーニングシューズは、2011年もメーカー出荷が大きく伸長し数量ベース、金額ベースともに前年から倍以上の成長率となった。ただ、多くのメーカーが追随することで競争激化が熾烈となっていることに加え、ここへきて需要が一巡していることもあり過剰供給という問題も起き始めている。

速く走るための機能が付加された運動会用シューズも引き続き好調を持続している。2012年4月より中学校保健体育の授業でダンスが必修科目となったことから、これまでの運動会用シューズブランドからダンスシューズが新たにラインナップされるなど市場は活況を呈している。

ナチュラルフットウエアは、主にランニングシューズの新しいサブカテゴリーとして2011年から話題となっており、上級者を中心に裸足ランニングを取り入れる動きが見られるようになっている。ミッドソールにクッション機能が備わった安全性の高いタイプと、薄底による裸足感覚によって体が持つ本来の自然な動きを促進、理想的なランニングフォームへ誘導するタイプの2つのタイプがある。
[矢野経済研究所]
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