「15~20 歳就職前の“プレオトナ”」の実態と大人に対する意識を調査 

2012年08月22日
ギャルを中心に若い世代のインサイトを研究するプランニングチーム「電通ギャルラボ」は、NHK Eテレ(教育テレビ)「オトナへのトビラTV」と連携し、15~20 歳の就職前の男女を“プレオトナ”と命名し、その実態と彼らの大人に対する意識について調査。

【調査結果トピックス】

1.プレオトナの実態は“ソーシャルセンシティブ”
①「人間関係」を重視するあまり、「コミュニケーションの場で相当の気遣い」をする傾向。
「人間関係は私の人生において重要だ」82.4%。「コミュニケーションの場では相当気を遣っている」72.0%。

② 人間関係では「苦手な人がいること」に悩み、「気心の知れた友人のみと付き合う」傾向。
人間関係での悩みの 1 位「苦手な人がいること」44.3%、2 位「会話に入っていけない」31.7%。

③ 「お金」「就職」「受験」「コミュニケーション」に現在不安を持っている。
現在の不安は 1 位「お金」60.7%、2 位「就職」58.3%、3 位「受験」46.1%、4 位「コミュニケーション能力」44.3%。「恋愛」は 6 位で 37.0%と、「お金」の 60.7%より 23 ポイントも下回る。

④ プレオトナの交友関係は、ネットとリアルでは別物。
携帯電話のアドレス帳登録人数が平均 93.7 人である一方、友だちの数は平均 46.6 人。

⑤ 自己実現に積極的に取り組み、周囲の人と幸せな関係を築くことを意識。
身につけたいことの 1 位は「積極的に取り組む」38.0%、2 位は「相手に伝わる言い方」35.4%。また、理想の環境の 1 位は「自分だけではなく、周囲の人も幸せな関係」35.9%。

2.プレオトナの「大人」に対する意識
① 大人へのステップは「社会人になったら」と、社会との関連性を重視。
大人だと思う年齢の平均は「22.8 歳」。大人だと思うステップは「社会人」39.1%。

② 6割以上のプレオトナが「大人になりたい」一方で、大人は「辛い」イメージ。
「大人になりたい」64.1%、「大人になるのは辛いことの方が多い」84.8%。

③ 理想の大人は、社会への感度が高い。「自分の行動に責任が持てる」「自分の意見を持っている」「周囲に気を遣える」「人間関係をうまくこなしている」。
理想の大人だと思う項目は、「自分の言動に責任が持てる」54.1%、「自分の意見を持っている」49.1%、「周囲に気を遣える」48.3%、「人間関係をうまくこなしている」46.1%、「相手の立場になれる」43.9%と、人間関係にまつわる項目が高い割合となった。

(リンク先PDF)
[電通]
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